ITSSレベル判定からの脱却 ~iCDとPBLを活用したIT技術者育成体系の再構築~

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・日本のソフトウェア業界の人材育成は2002年にITスキル標準(ITSS1)が発表されるまで、プログラミング言語を教えた後はOJT(On-the-Job Training)でカバーするという非体系的な教育がなされてきた。
・大手SIer 向けに作られたITSSは大企業を中心に導入が進んだが、中小のソフトウェアハウスや情報子会社の多くは自社業務との不適合を理由に導入を断念しており、現在でも体系的な人材育成が図られていないと推測される。
・情報子会社である弊社でもITSS自社業務に合うように改変し導入してきたが(CPSS2)、「レベル判定の仕組み」が心理的な反発や見做し判定などを招き活用度が高まらなかった。
・そこで「人財育成のしくみ」として再構築するために現場技術者を中心としたCPSS 改訂プロジェクトを発足させ3年に亘り検討をおこなってきた。そこから見えてきた課題と改訂の方向性を報告する。