7月19日(水)20時~21時30分で第7回おんらいん読書会を開催しました。
土屋さん、赤根さん、菊地さん、森田さん、河路さん、伊藤さん、松田の7名で、河路さん、伊藤さんは初参加です。
菊池さんは「放っておく力」、「あやうく一生懸命生きるところだった」の脱力系2作品を紹介されました。いつも一生懸命生きていらっしゃる菊池さんならではの紹介でした。
河路さんは「22世紀の民主主義」成田悠輔、「サブカルの想像力は資本主義を超えるか」大澤真幸、「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」、「THE HEART OF BUSINESS(人とパーパス)」などを紹介し、高まる資本主義の変容圧力や資本主義の本質はプロテスタンティズムのベルーフ(Beruf:神からの召命)にあるなど幅広い思想的視点を教えていただきました。
森田さんはコンサルタントに転職後、「どのように問いを解くか?」ではなく「どのように問いを立てるか?」という一段上位の考え方の重要性に気づいた書籍とその意味について紹介していただきました。
赤根さんは「ChatGPTの頭の中」を紹介され、今話題のChatGPTと著者のStephen Wolframが開発したWolfram|Alphaの組み合わせで「嘘をつかない」生成AIを生み出せるということで、今後の発展に期待が持てました。なお、Wolfram|Alpha のlaunchは2009年で下記を色々試していただけると、凄さがわかっていただけるということです。
伊藤さんは「私の個人主義」夏目漱石、「なぜ日本は没落するのか」森島道夫を紹介され、日本人がうすうす感づいている日本の衰退について紹介されました。
土屋さんにはファシリテータをやっていただきました。推しの本は「天路の旅人」(沢木耕太郎 2022年10月22日)で、かつて戦時中に密偵として中国奥地に入り込んだ日本人の旅の物語です。
次回は9月16日、17日の夏合宿です。(ファシリテーター 松田)。