初中級プロマネのための現場で活かせ!統計情報

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著者

株式会社ハイマックス 土屋俊樹

概要

昨年10月にソフトウエアソフトウェア開発データ白書の最新版(2016-2017)(*1)が発表された。より情報が豊富になり、新たな分析情報も加えられ非常に充実した内容となっている。これだけの豊富な内容にもかかわらずIPAのサイトでは無償でダウンロードも可能となっている。関係者の方々の努力に頭の下がる思いである。

さて、非常に豊富な内容ではあるが、この膨大な統計値の情報量に圧倒されて、ほしい情報がどこに記載されているのか分からず戸惑うエンジニアも多いのではないだろうか。

事実、筆者も周りのエンジニアからも、「あの数値はどこに記載されていのるかいるのか?」という問い合わせを受けることが少なからずある。

そこで、今回はデータ白書の膨大な情報の中から著者が実際に現場でよく使う数値統計値、もしくは参考になるであろうと思われる数値統計値を、その簡単な使い方とともに紹介したいと思う。特に初級から中級プロジェクトマネジャーの方には、開発の際の定量情報として注目し、経験と勘に頼るだけの開発だけでなく、工学的なアプローチでも開発を進めてほしい。

データ白書を編纂されている方々からすると、おいしい箇所だけイイとこ取りせず細部までしっかり読み込んでほしい、と叱られそうであるが、IT現場のためと思ってお許しいただきたい。日々現場で懸命に闘っているITエンジニアに少しでもお役にたてれば幸いである。

尚、今回紹介する統計値の扱い方については、筆者がの理解している範囲でに基づいて記載しているものである。理解不足による誤用等があれば、その責は筆者にあるのであらかじめご了承願います。

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